野球監督の采配勝利の方程式

派手に練習をしなくても理論と個人の力を存分に発揮すれば、負けないチームすなわち勝つチームができます。そんな方法の1つを伝えていきます。

コーチと監督の役割

楽な練習監督のいたチームは非常にコーチと監督が仲が悪かったです。そんなチームありませんか?

はじめに

コーチと監督さんは対等です。もちろん監督さんが指示を出せば最終決定者なので責任は監督さんにあります。しかし、選手にとっては指導者教育者として平等に見ています。そこを監督さんが理解するかどうかで、チームの雰囲気がずいぶんと変わります。野球はスポーツは指導者で決まるといいますが、教え方もそうですが、チームの歯車は選手ではなく指導者です。例えば指導者が3人いれば3通りの教え方があるかもしれません。しかし、出しゃばらず要件を1つにまとめて指導していく方がより効率的です。

 

カンファレンス

この言葉の意味をご存知の方は医療関係者が多いでしょう。主治医とその患者に対してどのような治療を行っていくかをドクター同士で共有して方向性を決めていきます。

野球においては、自我が強い指導者がいらっしゃいます。経歴は俺のほうが上だから教え方も野球の技術も上だっと考える方が多くいらっしゃいます。しかし、アメリアなどでは監督は常に有名選手だったわけではありません。下手でも教え方、責任のとり方が上手い監督はたくさんいます。そういう方には必ずいいコーチがつきます。両者の役割については後述しますが、野球においてもカンファレンスは必要だと考えています。

 

監督の役割

言うまでもなくチームの最終意思決定者です。采配、選手起用などこれら一手を引き受けます。強豪校伝統校であれば、OBや父母会が力を持っているので、クレームも多いでしょう。それらの条件をなんなくこなすのが監督です。なので、極端な話、采配と選手起用さえ行っていれば、監督の役割を果たせるでしょう。

しかし、指導者のまとめ役でもありますので、カンファレンスを開いた時にも最終意思決定者として、コーチに方向性を伝えます。それが、最低限の役割でしょう。

また、重要なのが、安全衛生を保ち、秩序を守らせるのも監督の役割です。つまり、イジメ、安全不徹底は監督の責任でもありますので、一歩引いてチームを見渡さないと、見えない部分がたくさんあります。

なので、現場に赴くことは大切ですが、練習を全体的に見渡さなければなりません。

 

コーチの役割

選手と近い存在です。悩み事や選手の悪いところ、改善できることを気づくのが役割です。カンファレンスの際にコーチから監督さんへのお伺いを立てるのが一般的です。コーチが複数いる場合、ピッチングコーチ、打撃コーチ、ヘッドコーチなど役割を決めておくことも大切です。なぜなら、複数のコーチから似て非なる指導が入ると選手も混乱します。また、安全確保の分野から、選手が練習しているグラウンドにおいて、コーチうの守備範囲を決めて事故を未然に防ぐことも大切です。

一番の痛手は、練習中の怪我・事故です。コーチはそれらを注意深く見守ることが大切です。

また、監督さんの意見に対して異論を言ったりすることは構いませんが、最終的には監督さんの指示に忠実にしたがうことが大切です。

 

まとめ

監督さんとコーチはチームです。どちらかがでしゃばったり、違う意見を言うのはもってのほかです。練習中時間があるのだから、よくカンファレンスを開いた方が良いでしょう。それが、信頼できる指導者教育者としての役割であると思います。