監督とコーチの役割2カンファレンスの行い方
はじめに
前回のブログで監督とコーチの役割についてふれました。
要するに監督は最終意思決定者であること、それぞれ役割があり、ダブることはあまり良くない指導であること。カンファレンスを開催してそれぞれの選手にあった指導方法を1人の指導者が行うこと。これらを記述しました。
選手の分析
カンファレンスを行う際に必要なのは選手の分析です。フィジカルメンタルを数値化して、潜在能力を図る必要があります。その数値については感覚論ではなく数学的に捉えたほうがよいでしょう。
体力測定の定期検査
これは重要です。まさかの選手が意外な能力を発揮する可能性があります。これら体力測定はランキング化して掲示するなどを行うと選手のモチベーションがあがります。なんの種目を行うかというと、一般的な学校教育で行う体力測定と同じでよいでしょう。
私は大学時代、バランストレーニングと瞬発力トレーニング(後日掲載予定)を頻繁に行っていたため、レギュラー外でトップクラスでした。これらの結果を元にカンファレンスを開くと、数値がすごいことよりも、選手を平等に見ることができます。ここが重要です。
色眼鏡をかけて見るカンファレンスよりも平等なカンファレンスの方がよっぽど効果的です。
カンファレンスの内容
個別にできることできないことを表にすると良いでしょう。付け加えるなら、テクニカル、フィジカルの欄も作ると効果的です。会議ですので、資料を作る担当を決めなければなりません。監督以外にすることで、監督の優位性をつぶすことができます。
今後の指導方針を各選手ごとに、別紙に記載して、担当者を決めましょう。主にテクニカル部門になると思います。
仮に、記載すると、バットが外回りしているので、イチローのルーティーンを導入して矯正を図る。エトセトラ
ここでも大切なのが監督が最終決定者であることです。コーチは従順に従いましょう。選手がクールダウンなどを行っている際に、30分程度話をすることが大切です。指導者もお疲れだと思いますが、練習より、分析をする方がよっぽど効率が上がります。
実践
個別で呼んで、今の現状を把握するためにカメラなどを用いて客観的に把握すると良いでしょう。カメラを用いた練習は以前記載しましたので参考にしてください。
これで、現状把握と選手への指導の基礎が整いました。
そこからカンファレンスで導き出した、指導方針に則って、サポートします。
選手が納得することが大切なので、お前はどうしたい?などと、一方的な押し付けではなく、考えさせることが大切です。
ただし、学習能力に選手間あるいは学校間でまちまちなので、考えさせる野球をする場合にはあまり高度な言葉遣いは控えましょう。
まとめ
後日記載しますが、選手で行うカンファレンスも重要になってきます。ここでは監督コーチを取り上げましたが、まずは指導者部門で分析と指導方針、担当者を決めましょう。
考える客観的な野球が非常に効率的です。