野球監督の采配勝利の方程式

派手に練習をしなくても理論と個人の力を存分に発揮すれば、負けないチームすなわち勝つチームができます。そんな方法の1つを伝えていきます。

全体練習と個人練習の割合

野球の勝負時には必ず個人プレーの技術の高さが勝敗を分けるシーンがあるでしょう。エラーで負けたバントができず負けた。フォアボールで負けた。様々だと思います。

私の考えでは、全体練習をするのはアイデアに欠けると思います。全体練習でグラブさばきの指導をするなんて非効率です。

よって、可能な限り全体練習を短時間かつ集中力を維持してちゃっちゃか終わらせて個人練習にもちこむ。比率としては

全体練習:個人練習=2:8

くらいで良いと思います。

では全体練習で何をやるのか。いくつかポイントがあります。1点を与えない為には右中間左中間へのノックでリレー練習が効果的にできます。むしろリレーはこの全体練習でしかできません。またランナーを置いてカットプレーのタイミングを考えさせ、ランナーは守備範囲と次のベースを狙う練習ができます。

練習はできるだけ細分化して行うことが非常に大切です。投内連携をやっている時は外野は素振りティーバッティングフライ捕球などを行っていれば良いです。

細分化は知識があれば可能です。また、選手の身体への負担軽減にもつながり、怪我防止にもなります。

捕球だけの練習。送球練習。投げたあとのフォローの練習。

分割して細分化して練習することは個人プレーを飛躍的に向上させてくれます。楽しいから、細分化した練習ができないから全体練習を多く行っているのであれば、知識を増やし個人練習に重きを置いたほうが得策でしょう。