野球監督の采配勝利の方程式

派手に練習をしなくても理論と個人の力を存分に発揮すれば、負けないチームすなわち勝つチームができます。そんな方法の1つを伝えていきます。

肩ひじを故障するピッチャーの共通点

長年スポーツをやっていればどこかは故障するはずです。しかし、重症化すればスポーツから離れなければなりません。監督さんとしてマネジメントしていく上で選手を故障させてしまった時、次に故障を起こさないように全力でサポートする必要があります。

ここでは、ピッチャーのうち特に多い肩ひじを故障する選手の共通点を列記します。

ざっくり、なぜ故障するのか。

変なフォームで個々のキャパシティを超えた投球をするから

変なフォームとは何か。
圧倒的多数なのが、投げに行く時に肘が下がっている。肘が肩のラインより上に上がってきていない状態です。これでは、骨格的にみても腕が抜け切れず、肩関節の骨頭を傷つける他、ひじの内側側副靭帯を痛める結果につながります。

極端ではありますが、ロジャー・クレメンスの投球フォームは実に参考になりますのでアップしておきます。疲れても、彼は必ずひじを高くあげます。


ロジャー・クレメンス

こちらは真似してはいけないペドロ・マルティネス っというか真似出来ない。一瞬で故障します。


全盛期のペドロ・マルティネスのピッチング

極端ですが、故障を予感させてその通りになった伊藤智仁選手。


【これは打てない】全盛期の伊藤智仁のスライダー

3投手共、素晴らしい投手ですが、指導的観点から言えばロジャー・クレメンスでしょう。

何よりも投げる前にどんな形でもいいから上げることが大切です。その為に必死こいて練習しているプロ野球選手を何人も知っています。これが基本ですので、指導にあたっては投げる、開く、突っ込む前にひじを肩のラインより上げさせて下さい。

参考までに
上記を実践するために変速フォームにした選手がいます
ドラゴンズ朝倉投手2003年頃


2003 朝倉健太 1

 

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